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投稿日時:1997/ 4/24 6:53 投稿者ID:QKM33822
#2621/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (QKM33822)  97/ 4/24   6:53  ( 76)
犬夜叉>命乞い  Samwyn
★内容
 蛙が火に弱いとは知りませんでした(^^;。この場面によって、この蛙は指輪
物語では「サルーマン」、イズァローンでは「マーリ」、マージナルでは「マ
ルグレーブ」、そして「雪女」の雪女に対応します。ゆえに信長は各々「ピピ
ン」、「ルキシュ」、「アシジン」、「らんま(雪女に片足をやられる場面に
おいて)」に呼応。「火炎放射器」から、Samwynの心が透視的に伝達さ
れてあることは確実です(^^;(ただ、「けも先生の描き>Samwynの心へ
の現われ」とも、「やはり裕作はSamwynのアニムスである」とも考えら
れ、その真相如何では今後のSamwynの身の振り方が大幅に異なります、
いずれかについては、次回以降を見つつ慎重な判定が必要でしょう(^^;)。殿
様の「戻り」は、「某和彦>和そのものへ(ハニワ顔から(^^;)」ということ
で、結局全体を総括すれば、「高橋某その人はS的具現者からはずすべし」と
言うことになります(^^;(すなわち、別のところにも書いたように、「高橋某
=響子」「高橋某=裕作」ともにあり得ない、と言うことです(^^;)。

 ただ、「彦=惣一郎の見せた『地層』」から、「高橋某=助川姓=惣一郎」
としてのみは可能です。また、「蛇の舌の背中に刺さる3本の矢=彦」とでき
ることから「和=サルーマン(猿−男)」なのですが、その精髄「背中を撃た
れる」が実は「リンカーン」さらには「ケネディ」にも係っていることがわか
りました(^^;(ケネディは「流水」によりよく呼応しますが、これはおそらく
にマリリン・モンロー絡みでリンクしています(^^;)。この2人こそはアメリ
カの「『ドン・キホーテ』イズム」を支えているのであり、その意味で日本の
「神国主義」と相通じているのです(^^;。Samwynはアメリカの大雑把な
ガイド本を読むうちに、アメリカ人の有り様が「ヨーロッパ的」よりはむしろ
かなり「日本的」であることに気づきました(^^;。「少年的感激主義」とでも
言うべき傾向は、アメリカでは「個々のエスニック・グループは法的ではなく
情緒的に団結している」ことでその根拠を解明できます。彼等は「かなりの寂
しがり屋」で「自分を殺してまで相手に合わせようとする」ことにおいて、え
らく日本人と似ています(後者は、最終的に合わせる「慣習」が「能弁を是と
する」か「沈黙を是とする」かの違いだけで、かなり無理をしてまでその鋳型
に自分を「押し込めようとする」傾向は日米に共通します)。いや、おそらく
に、明治以降の日本が無意識的に(憧れから)アメリカ化したために、「日本
人がアメリカ人に似て行ったのだ」とする方が適切でしょうか(^^;。この有り
様は「アスカとレイの背中合わせの対立」にもっとも適切に現われています。
または、「ドン・キホーテなアメリカとハムレットな日本」です。
 この根本的原因は、アメリカも日本も「理念先行の近代化」であったためで
あり、言い替えれば「封建性が自然発展して資本主義へ移行した」という過程
を経ずに、その「葛藤の解決」を経ずにいきなり資本主義化(民主主義化)へ
とジャンプしたことにあります。「資本主義とはより洗練された封建制」すな
わち「血脈機会制から能力機会制へと発展した封建制」なのであり、まったく
別個の異なるシステムではないのです(「血脈機会制」は、豊かな学習が「贅
沢」であった時代にはそれなりに妥当なシステムでした。これを打破する契機
は「聖書の国語化」と「印刷機」による「学習の劇的なダウン・プライス」で
あり、日本では儒教の普及による漢文の一般化がこれにあたります。また、こ
の時代は「実用性への志向」が「神秘的救済の求め」を上回った最初の時代で
あり、これは「戦争の現実主義化」によるものです。それは「より実用性の高
い異教文化」の衝撃によるのであり、元をたどれば「イスラムの個人神格化の
絶対否定」にたどりつきます(他の文明はこの衝撃で古来の宗教をも相対化で
きたのに対し、イスラムは逆にそこで制限されました)。いずれにしてもそう
したことごとが相まって「血縁から能力へ」と移行しますが、封建制の本質で
ある「階級=義務」はそのまま維持されました。すなわち、「社会の上層にあ
る者はそれに相応する義務を持つ」とする社会観です。より純化すれば、「能
力はすなわち義務である」と言うことです。
 アメリカも日本も当初はそれを持っていたにも関わらず、資本主義化する過
程で失ってしまいました。その維持を資本主義に組み込まず、WASPと華族
の血縁性によってのみ伝承していたからです。この「伝承性」は資本主義で台
頭するニュー・パワーズを疎外することでおのれを維持しようとし、そのこと
によってかえっておのれの「没落」を用意したのです。すなわち、「ニュー・
パワーズ」は「階級=義務」の枠外に置かれ、これによって「宵越しの金は持
たぬ」たぐいの「享楽主義」へと傾いたことは、すでに江戸の歴史にも現われ
ています。日本の官僚腐敗も、「金を得た側」ではなく「金を渡した側」、す
なわち「バブルのニュー・パワーズ」が根本的な原因です。「談合」等の「血
縁化」はすなわち「能力主義」からの脱落であり、資本主義では必然的に腐敗
を生み出します、「能力によらず血縁(社縁)によって階級を得た者」はその
「伝承された財力」にすがるしかないからです(「義務に対するノウハウの伝
承」も、社会の細分化と伝承の神格化からいずれは「血縁主義」へと傾くこと
になります。彼等は「伝承の独占による血縁化」によって新しいノウハウを拒
否するようになるからです)。

 まあそれはともかく(^^;、別の考察で「かごめ(桔梗)」とSamwynは
強力無比なシンクロニシティ群によって「糊付け」されていることがほぼ確か
になりました(^^)。ならばあと求むべきは「で、犬夜叉は何なのか?」と言う
ことだけです(めぞん等に比べ人物が大幅に整理統合されているのは有難いこ
とです(^^))。次回もしくは別なひらめきを待つSamwynなのでありまし
た(^^)。

Samwyn
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